フォーサイト社労士講座受講レビュー

その他

フォーサイトの社労士講座が気になる。
初めて講座選びをするから失敗したくないし、業者の宣伝記事は良いことしか書いてなくて参考にならない…。
受講経験者の本音レビューが知りたいな。

こんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
今回は現役社労士の私が実際に受講して感じた、フォーサイト社労士講座のメリット・デメリットについてお話しします。

●フォーサイト社労士講座のメリット

  • テキストがカラフルで読みやすい
  • テキストが薄くまとまっている※追記あり
  • 圧倒的低価格
  • 動画解説がついている
  • eラーニング機能の実装(一部は2020年末開始)
  • 不合格なら全額返金保証あり(一部講座に限る)
  • バーチャル講師の導入※new

1・テキストがカラフルで読みやすい

法律の勉強を初めてする場合、法律用語や独特の言い回しが多く、テキストを読み進めることすら非常に苦痛です。

「で、一体なにを言いたいの?」と突っ込みたくなるような難解な文章のオンパレードで、ここで早々に挫折する人も多いと思います。

もしそんな読みづらい文章ばかりで、文字も白黒だけ、写真もイラストも何もないテキストだったら…。私自身も初めて社労士の勉強をしたとき、つまらなすぎて挫折しました。

大抵の講座のテキストは黒一色か二色刷り(黒と赤)なのですが、フォーサイトのテキストは違います。

なんと、フルカなのです…これには驚きました。

上の写真を見ていただければわかるように、随所に図やイラストがフルカラーで掲載されているため、非常にわかりやすいです。
読んでいて退屈しない工夫がされていると感じました。

とっつきにくい法律のテキストも、イラストなどがあるとわかりやすいですよね。

2・テキストが薄くまとまっている※追記あり

勉強しようと思ってテキストを手に取った時、ずっしりと重い分厚いテキストと薄くて軽いテキスト、どちらを選びますか?

分厚いテキストだと、それだけで「こんなに勉強しなきゃならないんだ…」と憂鬱になりませんか?(私はなります)

フォーサイトのテキストは、他の講座に比べて薄いです。私の感覚ですが、1科目のテキストが、他の講座の半分の薄さです。

「このくらいの薄さのテキストなら、頑張って勉強できるかも」という気分になります。

※追記です。
私はフォーサイトの社労士講座を2度受講したことがあり、最初の受講は10年以上前。その当時は基礎講座テキストが他講座の半分くらいの薄さでした。
しかし直近の講座については、他の講座と比べると「若干薄いかな」というくらいまでボリュームアップしています。(写真参照)

なお、問題集関連は他講座よりも薄くなっており、デメリットの項目でも写真付きで触れていますのでご参照ください。

クレアールとフォーサイトの比較

とは言え「テキストが薄いってことは、内容も薄いんじゃないの?」と思われるかもしれません。その辺についてはデメリットの項目で後述します。

3・圧倒的低価格

フォーサイト社労士講座は、他の講座に比べて圧倒的低価格です。

フォーサイト社労士講座、全講座の価格(税別・送料別)
バリューセット1 2021年試験対策(基礎+過去問講座)68,800円
バリューセット2 2021年試験対策(基礎+過去問+直前対策講座)96,800円
バリューセット3 2021年試験対策(基礎+過去問+直前対策+過去問演習システム)※DVDなし106,600円
バリューセット3 2021年試験対策(基礎+過去問+直前対策+過去問演習システム)※DVDあり117,600円
LEC、TACの社労士講座の最安値コースの価格
【LEC】2021年合格目標 しっかり基礎+合格コース【通信Web動画・音声DL・スマホ】245,000円
【TAC】総合本科生Basic(web通信)183,000円+入会金(8/31申し込みまで限定価格)

苦手科目限定などの一部科目のみの講座を除き、全科目を網羅して学習できる基本講座のうちweb通信講座に絞って最安値を比較しました。

ご覧の通り、フォーサイトが圧倒的に低価格です。最も高いバリューセット3でも、LECやTACとこれだけ差があります。

この価格差はすごいな…と思っていましたが、安かろう悪かろうでは意味がありません。
なぜここまで安いのか?質が悪いからでは?と思い、安さの理由を調べました。その結果、考えられる理由は以下です。

  • 教室がない(完全web通信講座のみ)ので家賃などがかからない
  • 講師が少数精鋭(社労士講座は2名体制)
  • 教材制作コスト削減(台湾の印刷業者に外注)
  • 広告費の削減

質が悪いから安いという理由ではありません。企業努力で低価格を実現していました。

私が最初に受講した頃は、テキストなどの教材を自前でオンデマンド印刷していました。(ちょっと紙質やインクなどの品質が悪かった)

今は台湾の印刷会社に外注しているせいか、直近のテキスト類は紙質も良くなり、カラーの印刷もきれいになっています。

TACや大原の講座が割高なのは、教室を持つことによる家賃などの費用、講師が非常に多いこと、広告費が高いこと、が原因だと思っています。

我々受講生にとっては、家賃や広告費などは受講と直接関係ないことで、その費用を講座代金に上乗せさせられるのはちょっと…ですよね。

4・動画解説がついている

フォーサイトは低価格にもかかわらず、動画解説が付属しています。

※追記:2021年合格コースから、DVDはバリューセット3DVDありコースのみになりました。WEBで全ての動画解説が見られることによりDVDの需要が減少したためです。

社労士試験はテキストだけでの勉強は正直きびしいです。動画で解説があると、わかりやすさが格段にアップするので動画解説は必須。

私は自宅での勉強がメインだったので、DVD付のバリューセット3を受講しました。eラーニングはネット通信料がかかるため、自宅勉強ならDVDの方がお得かなと思いまして。

通勤・通学中の電車や、自宅以外の場所で勉強することが多い方はeラーニング機能のみの講座でも十分だと思います。(データ通信料には注意してくださいね)

eラーニング機能のみの講座は、一番安いバリューセット1や、バリューセット2です。
ただし、過去問演習システムや全額返金保証は使えません。(バリューセット3のみ使用可能)

5・「道場破り」とeラーニング機能の実装(一部は2020年末開始)

フォーサイト社労士講座には元々、eラーニング機能として「道場破り」がありました。

道場破りは一問一答式の〇×クイズになっていて、回答すると空手家っぽいキャラクターが蹴りや拳で「ハァッ!」みたいなアクションをします。道場破りの名前の通りですね。

ゲーム感覚の問題集といった感じ。他にも質問などは道場破りでできました。

その道場破りに加えて、本格的なeラーニング機能「ManaBun」が実装されました。

eラーニング機能は多くの社労士講座で導入されています。クレアール、大原など大手は基本的に導入済み。これからの時代は必須のシステムですね。

ManaBunで利用できるサービスは…

  • 講義動画・音声の閲覧
  • テキストの閲覧
  • 過去問演習システムの利用(バリューセット3限定、2020年12月開始予定)
  • 確認テスト・合格カードの利用
  • 学習サポートの利用

以上になっています。
いつでもどこでも、スマホがあれば勉強できます。

個人的に「eライブスタディ」が面白いと思います。講師とチャットしながら講義を受けられるのでライブ感があります。

YouTubeのライブ配信みたいな雰囲気で、この機能のあるeラーニングは他の講座では見たことがありません。(ライブ配信は大原などでもやってますが”講義”という形式ではない)

6・不合格なら全額返金保証あり

フォーサイト社労士講座の「バリューセット3」を受講した場合、不合格でも全額返金保証があります。

実際受講したけど不合格だったら、受講料がもったいないですよね。全額返金保証があれば安心して勉強できます。

返金保証については、デメリットの項目でも解説したいと思います。

●フォーサイト社労士講座のデメリット

  • フルカラーが人によってはうるさく感じるかも?
  • 内容が他講座より薄い→メリットでもある
  • 過去問が少ない→メリットも多少感じた
  • 通学講座が無い
  • 模擬試験の会場受験が無い
  • 全額返金保証の条件がけっこう厳しい→メリットでもある

フォーサイト社労士講座を受講して感じたデメリットは以上になります。
解説していきます。

1・フルカラーが人によってはうるさく感じるかも?

メリットでもお話しした、テキストのフルカラー。確かに大きなメリットなのですが、人によってはカラフル過ぎてうるさく感じるかも。

一番最初に受講したときもテキストはフルカラーでしたが、今ほど色にあふれていませんでした。年を経るごとに色が増えていると感じます。

女性は色をよく判別し、色で物事を判断するのが男性より得意と言われています。そのためか受験会場にフォーサイトのテキストを持ってきているのは女性が非常に多い。

色に関しては個人の受け取り方が大きいので、モノクロ2色のテキストがいいか、フルカラーのテキストがいいかはご自身での判断となります。

もちろん、カラーだからこそわかりやい部分も多いので、フルカラーに関してはメリットの方が大きいと私は感じます。

まぁ、個人的には全てカラーにするのではなく、イラストや図などカラーの方がわかりやすい部分に絞ってカラーにすると更にいいのかなと思いますが。

2・内容が他講座より薄い→メリットでもある

テキストが薄くまとまっている(基本講座に限れば、最近はほぼ他講座と変わらない)とメリットでもお話ししました。

ということは他のテキストに比べて内容が薄いのでは?と思われた方、正解です。
当然ページ数が少ないということは、そのぶん内容が少ないということ。

しかし、社労士試験は「満点を目指す試験ではない」のです。
合格ライン(6割以上)を超えさえすればいい」のです。

確かに情報量が多いテキストの方が、細かい部分まで勉強できます。でもそれは「満点を目指す勉強」です。

最低限「合格ラインを超える」ための勉強に、そこまで細かい部分を勉強する必要はないのです。

そのため、逆にフォーサイトのような薄めのテキストの方が「合格に必要な情報だけ」が詰まったテキストであると言えます。

分厚くて情報量が詰まったテキストの方が安心する気持ちはよくわかります。が、社労士試験に限っては、薄いテキストが不利とは言い切れません。

とにかく細かく全ての情報が欲しい!という方にはデメリットになりますが、とりあえず合格さえすればいいという方にはメリットになります。

3・過去問が少ない→メリットも多少感じた

フォーサイトは過去問などの問題集も少し薄めです。そのぶん問題数は他講座より少なくなります。

しかし、個人的にフォーサイトの教材で気に入っているのは「過去問題集」「予想問題集」の問題集系です。

理由は「1冊あれば完結する」ため。実際に問題集を見ていただければわかります。

これがフォーサイトの過去問題集です。1科目ごとに1冊で分かれています。

見開きのページで1問、左ページに問題があり右ページに解説があります。
特に注目してほしいのが右の解説ページ。

ほぼテキストに載っているのと同等の内容が詳しく解説されています。

問題を解いていて思うのですが、間違えた時に「あれ?ここどうなってたっけ?」と確認したくなります。その時にわざわざテキストを引っ張り出して調べ直す必要が無い。

更には〇の選択肢にも解説があり、正解したとしても再確認できる。

これ、時間が無い人や面倒くさがりには非常に有利です。

過去問、択一・選択予想問題集はここが凄く気に入っていて、実際フォーサイトのアンケートでべた褒めしました(笑)

他の講座の過去問は、〇の肢なら「正しい。設問の通り」とかだけで終了してますから。解説は無いです。×の肢でもそんなに詳しい解説ではありません。

とは言え社労士試験は「過去問が大事」と言われ続けてきました。過去問に触れる数が少ないというのは、やはりデメリットでもあります。

最低限必要な過去問はフォーサイトで押さえられるので、もし過去問の数に不安がある場合は市販の過去問本を1冊購入しても良いかと。

他の講座の過去問は数が多いですが、同じ内容をちょっと言い回しを変えただけの問題も複数載っています。そういう問題を削っていくと、意外とフォーサイトと同じ問題数しか残らないのかもしれません。

4・通学講座が無い

フォーサイト社労士講座には通学講座はありません。通学講座とは、実際に教室に通って、学校の授業のように講義を受けるスタイルのことです。

この記事を読んでいる方は、最初から通学に興味が無い方も多いかもしれません。そんな方にはあまり関係ないですね。

どうしても自宅で自分一人では勉強できない、強制的に教室に通うようにしないと勉強できない方には通学講座が無いのはデメリットです。

5・模擬試験の会場受験が無い

本試験の時にぶっつけ本番で受験するより、一度会場で模擬試験を受けておくと安心です。

本試験では試験会場の雰囲気に飲まれますし、問題を解く際の時間配分など、事前に練習しておくと安心できます。

しかしフォーサイトには模擬試験の会場受験はありません。他の講座だとほとんど会場受験がありますので、この点はデメリットになります。

しかし、他講座でも模擬試験だけ受け付けているところが多いので、模擬試験を会場で受けてみたい方は模擬試験だけ他講座を利用すればOK。

模擬試験だけなら5千円程度で安いですし、フォーサイト自体が低価格なので、模擬試験を外部で受けても総額で考えればやはり圧倒的低価格のままで済みます。

6・全額返金保証の条件がけっこう厳しい→メリットでもある

フォーサイト社労士講座で最も高額なバリューセット3には全額返金保証があります。
その条件を見てみると…

  • 全ての確認テストにおいて100点を取得すること
  • 選択式試験と択一式試験を合わせた専用試験(学力テスト)を2回受験し、次の条件をいずれも満たすこと
    1・44点満点(選択式試験は16点、択一式試験は28点)で平均33点以上を取得すること
    2・選択式試験及び択一式試験で、2回の試験を通算し、下記の(1)(2)の条件をいずれも満たすこと
    (1)選択式試験:0点科目が2つ以下であること
    (2)択一式試験:1点以下の科目が2つ以下であること
  • 本試験において以下の条件をいずれも満たすこと
    1・本試験にて各科目の合格最低点+1点以上であること
    2・選択式試験及び択一式試験の15の試験科目における基準点のうち、基準点割れとなった試験科目が1つ以下であること
  • 本試験前に必要書類を提出すること
  • 本試験後に必要書類を提出・教材の返送をすること

※こちらは抜粋です。詳細はこちらのページで確認してください。

なかなか厳しい条件ですよね。確認テストは何度でも受けられるので、すべて100点にすることは簡単です。学力テストもけっこうゆるい条件です。

しかし本試験での結果がなかなかシビア。特に赤字にした部分については、本当にあと一歩のところで不合格だった…という方に限定されています。

でもこれ、逆にメリットでもあって、「これだけ厳しい条件をクリアしなければ万一の時に返金が無い」と思うと真面目に勉強しなきゃ!というプレッシャーになります。

人間、何かに追い込まれていないとなかなか真面目に勉強しないもの。自分を追い込むために、あえて返金保証つきのバリューセット3を受講するのもアリかも。

●まとめ:フォーサイト社労士講座はこんな方におすすめ

  • 法律を初めて勉強する方
  • 堅苦しいテキストが苦手な方
  • とにかく安く、低価格の講座を探している方
  • 安くても動画解説がある講座を探している方
  • 細かい部分まで勉強している時間が無い方
  • 効率的に合格したい方

上記に当てはまる方におすすめだと感じました。

特に法律を初めて勉強する方におすすめできます。テキストがフルカラーで直感的でわかりやすいためです。(もちろん経験者にもおすすめですよ)

私のレビューが教材選びの参考になれば幸いです。